トラクターのバッテリー上がりへの対処法!原因と予防法も解説

メンテナンス
トラクターバッテリーを確認する

急にトラクターのバッテリーが上がってしまったら、何をしたらいいかわからなくなってしまうこともあると思います。

対処法は案外簡単で、バッテリーの充電や交換で対処できます。ただ頻繁に起こる場合は他に原因があるかもしれません。

この記事では、トラクターのバッテリー上がりの原因や対処方法、予防策を詳しく紹介します。正しい知識を得ることでトラブルを未然に防ぐだけでなく、急なトラブルにも対応しやすくなります。ぜひ参考にしていってください。

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トラクターのバッテリーが上がるとどうなる?

トラクターのバッテリーが上がると、主にセルモーターの不調が表れます。

バッテリーが上がってしまうと電力が十分供給されないため、セルモーターの回転が弱くなる、ライトが暗くなるなどの症状が起こります。

エンジンの始動にはセルモーターが必要です。バッテリーが上がるとエンジンがかからないあるいはかかりにくくなってしまうのはそのためです。

そのような症状が出てきた場合には、バッテリーに対してなんらかの対処をする必要があります。

トラクターのバッテリー上がりが起こった時の3つの対処法

トラクターのバッテリーが上がってしまった時には、「バッテリー交換」「バッテリーの充電」「ジャンピングスタート」の3つの対処法があります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

新品のバッテリーに交換する

まず考えられるのは、バッテリーがすでに古くなっていて取り替えが必要な状態であることです。

その場合は、新品のバッテリーに変えることで改善します。
交換は修理業者に頼まなくても、自分で取り替えることができます。取り替えの手順は以下の通りです。決して難しい手順ではないので、挑戦してみてもいいかもしれません。

1. バッテリー周辺のパネルやカバーを取り外す
2. 最初にマイナス端子を取り外してからプラス端子を取り外す(プラス端子側から外すとショートする危険性があるため)
3. 新しいバッテリーを設置する(プラスとマイナスを間違えないように注意する)
4. 端子とターミナルの腐食をブラシ等で除去し、サビ防止のグリスを塗布する
5. 今度はプラス端子から取り付けてからマイナス端子を取り付ける
6. 周辺のパネルやカバーを取り付ける

バッテリーを充電する

まだまだバッテリーの使用期間を見ても余裕があるのにバッテリーが上がってしまった場合は、充電してみましょう。

ただし、充電中にはガスが発生するため火気厳禁です。万が一、引火すると危険なので風通しの良い日陰で行うように気をつけてください。

充電するための手順は以下を参考にしてください。

1. トラクターからバッテリーを降ろす
2. キャップ類をすべて取り外す
3. バッテリー液の残量を確認し、少ない場合には補充する(電解液が皮膚や服に付かないように注意する)
4. バッテリー充電器の設定を行う(取り扱い説明書に記載)
5. 充電クリップをバッテリー端子につなぐ(プラスとマイナスを間違えないように接続する)
6. 電源プラグをコンセントに差し、ONにする
7. 充電が完了すれば電源をOFFにしてクリップをバッテリー端子から取り外す

ジャンピングスタートをおこなう

ジャンピングスタートは暫定処置としてエンジンを始動させるための方法で、主に以下の2つの方法があります。

ジャンプスターターを使う

ジャンプスターターとは、バッテリーが上がってしまったときに手軽にジャンピングスタートができる大容量のモバイルバッテリーのことです。

ジャンプスターターを使って対処する際は、以下を確認して手順通りに行ってください。

1. ブースターケーブルをバッテリーとジャンプスターターそれぞれのプラス端子につなぐ
2. 別のケーブルをジャンプスターターとバッテリーそれぞれマイナス端子につなぐ(※つなぐ順番を間違えないように注意する)
3. ジャンプスターターを始動させる
4. トラクターのエンジンをかける
5. トラクターとジャンプスターターのマイナス端子・プラス端子の順で外す

救援車(他車)を呼ぶ

バッテリーが上がってしまったトラクターと別の車(救援車)をケーブルでつないでエンジンを始動させることができます。手順は以下の通りです。

1. シャンピングスターターのときと同じようにそれぞれプラス端子とマイナス端子につなぐ(※つなぐ順番を間違えないように注意する)
2. 救援車のエンジンをかけ、しばらく電力をトラクターへ供給する
3. トラクターのエンジンをかける
4. トラクターと救援車のマイナス端子・プラス端子の順にそれぞれ外す

バッテリー上がりが頻繁に起こるときはオルタネーターをチェック

バッテリーの充電や交換を行ったあとにも頻繁にバッテリーが上がってしまう場合は、オルタネーターに不具合があると考えられます。

オルタネーターは、エンジンの動力を利用して発電することでバッテリーを充電する役割があります。

中古のトラクターを使用している場合は特に、オルタネーターが原因の可能性があるので専門業者に修理を依頼することをおすすめします。

バッテリー上がりを起こさないための5つのチェックポイント

バッテリートラブルを未然に防ぐためには、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。

ここでは自分で行える5つの確認ポイントを紹介します。

トラクターのバッテリー上がりを防ぐために定期的に動かす

一番簡単にできるのは、定期的にトラクターのエンジンを始動させてバッテリーを充電することです。充電がなくなってしまわないようにメンテナンスすることで、バッテリーの摩耗が減り、長持ちする効果も期待できます。

エンジンをかけるだけで充電できるので簡単です。使用しない日には、できれば30分程度エンジンをかけたまま放置するのが理想です。

トラクターを使用する頻度が少ない時期などは、最低でも3か月に1回充電を行うようにしましょう。

バッテリーの液量を確認する

バッテリーの中の電解液はトラクターを使用するたびに減っていくので、定期的に残量をチェックする必要があります。

液量がバッテリーに記載されている「UPPER」と「LOWER」の間の量であれば適量です。「LOWER」を下回っている場合にはバッテリー液を補充します。

ただし、UPPERより多く補充してしまった場合は液漏れのおそれがあります。液漏れは車体の腐食の原因となってしまうので注意しましょう。

充電が十分されているか確認する

エンジンをかけたとき、セルモーターの回り具合やホーンの音、ウインカー、ライトなどの電気系統に異常がないかをチェックします。

もし、異音やライトが薄暗いなどの場合は電力が十分供給されていない可能性があるので、バッテリーを充電する必要があります。

バッテリーの取り付け金具を確認する

バッテリーが車体にしっかりと取り付けられているかをチェックします。しっかり取り付けされていないと、配電がうまくいかないことがあるからです。

金具の締付け具合が緩い場合には、締め直す必要があります。このとき強く締めすぎないように注意しましょう。

バッテリー端子部分を確認する

バッテリー本体のひび割れや端子部分の液漏れなどがないかをチェックします。
もし本体が膨れていたり、端子の周りに粉がふいていたりする場合はバッテリーの寿命です。

買い替えが必要なので、新しいバッテリーを準備して取り替えるか、修理業者に相談してみましょう。

バッテリーの内部抵抗や電圧を確認する

バッテリーの内部状況は目視での確認ができないので、バッテリーテスターや比重計を使用してチェックする必要があります。

故障や不要になったトラクターはあぐり家で高く売ろう

トラクターのバッテリートラブルは意外と多いため、原因や対処法について知っておくと安心です。

バッテリーの交換や充電などで対処できる場合はいいのですが、すぐにまたバッテリーが上がってしまう場合は故障の可能性もあり、専門業者に修理を依頼することをおすすめします。

修繕費が予想以上の高額になる場合には売却も検討しましょう。

あぐり家は、故障や不要になったトラクターを高値で買い取ってくれる農機具専門買取業者です。

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