【農家向け】モグラ退治の方法と予防策!自分で対処できるケースとは?

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モグラ

畑の土の上に怪しい跡がある、何かが掘って土から出てきたような形跡がある、などがあれば、それはモグラかもしれません。

モグラは土の中にトンネルを掘り、盛り土を地上に出していく生き物です。畑に被害をもたらさないように思われるモグラですが、実は農作物にも悪影響をおよぼす可能性があります。

ここでは、モグラの特徴や農作物への被害、退治の方法などを詳しく解説していきます。

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モグラとは?特徴と見分け方

モグラとは?特徴と見分け方
まずはモグラとはどのような生き物なのか、特徴を確認しましょう。

モグラの見た目には、主に以下のような特徴があります。

鼻は尖っていて、鼻先がピンク色
前足が外側を向き大きく発達
短毛で褐色か黒褐色でしっぽは棒状
体長は12㎝から18㎝

モグラの生態の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

土の中でミミズや虫、幼虫などを食べ、空腹時間が長いと餓死する
視力はほとんどないが、嗅覚や聴力は優れている
農地や公園、草原、森林、山など北海道以外の全国に生息

一般的なモグラは肉食ですが、モグラといっても多くの種類があり、ヒミズ類に属するモグラは、雑食でミミズなどのほかに植物の根っこや大豆や麦などを食べます。農家で被害に遭うときに害獣とされるのはこの種類です。

ほかにも、日本全国の森林や平原に生息し、浅くトンネルを掘る、落ち葉の下などで生活するなどの特徴があります。

モグラによる被害の特徴

モグラは土の中で生活しているので、農作物には影響がないと思われがちです。しかし農家や家庭菜園をしている人にとっては直接被害、もしくは間接被害がありえます。モグラがいることが分かっていて、そのまま放置してしまうと次のような被害が考えられます。

直接被害

土の中でトンネルを掘って作物の根を傷つける
土を掘る結果、水田の水が抜けてしまう、または水田の畦(あぜ)を壊す
地盤が緩みやすくなる
地表がデコボコになり見た目が悪くなる
ミミズなどの益虫を食べることによって、土壌の質を悪化させる

間接被害

モグラが作ったトンネルにネズミが入り農作物が荒らされる

モグラの巣を見つけるのが退治のカギ

農作物への被害を最小限に抑えるためにも、モグラの形跡があればすぐに対処する必要があります。

対処するためには、まずモグラの巣を見つけなくてはなりません。見つけられるモグラの形跡としての盛り土を手がかりに、巣を見つけて退治の準備をしていきましょう。

モグラの巣の仕組み

モグラの巣は本道と、たまに通る支道に分けられます。本道は、直接モグラの巣につながり普段から利用しますが、支道はエサをとるためなどに使いたまに利用、もしくは一度きりの利用の場合があります。

モグラの巣の見つけ方

モグラの巣を見つけるには、庭や畑に盛りあがった土(モグラ塚)を探します。モグラ塚は、トンネルを作る際に不要な土を地上に排出することでできます。

浅めのトンネルを作っている場合には、モグラ塚から地表が盛り上がったままの状態で続いています。

モグラ塚が何か所か見つかったら、本道と支道を確認します。せっかくモグラを退治しようと思っていても、支道に対策をしていたら何の効果も得られないからです。

本道は何回も行き来するトンネル道なので、壊れるとモグラは補修作業を行います。つまり、盛り土を見つけたらトンネル部分を潰して様子を見ます。補修作業をするようであれば、そこが本道ということです。

自分でできるモグラ退治の方法

モグラ退治をするには、本道にトラップや忌避剤をセットします。モグラは、臭覚・聴覚が非常に優れているため、ニオイや音を使用した撃退方法が手軽です。モグラが嫌がるニオイとしては、ヨード・木酢・炭・刺激のあるニオイなどがあります。

音や振動を利用した撃退方法も効果的です。電池式やソーラー式の撃退グッズは入手しやすく、手軽に利用できます。また、ペットボトルで風車を作り、針金を通すだけで簡単な装置にする方法もあります。

このほかにも、捕獲器などを使用した退治方法がありますが、自分で捕獲するなら自治体の許可が必要です。捕獲を希望する場合は、まず自治体などに相談してみるとよいでしょう。

退治に役立つアイテム

嗅覚を利用して撃退する場合
スプレータイプ
顆粒、錠剤タイプ
スティックタイプ

上記のほかにも、ツバキ油粕を使用してモグラのエサとなる昆虫やミミズを減らす方法があります。ツバキ油粕は、サポニン成分が含まれ、虫などの忌避効果があります。畑などで対策する場合は、植物に被害が出ないよう注意した上で利用しましょう。

音・振動で撃退する場合
乾電池式の土に埋めるタイプ
ソーラー式の埋めるタイプ

こんな時は害獣駆除の専門家に相談を

自分でできる対策としては、「追い払う」ことしかできないため、根本的な解決にならない時もあるでしょう。しかし素早い解決が求められる場合もあり、その際は捕獲が1番の選択肢になります。

モグラは種類によっては鳥獣保護管理法の保護対象のため、自分で捕獲する場合は許可が必要です。例えばアズマモグラ、サドモグラ、ミズラモグラが対象となっています。

自治体に申請して許可をとるのが面倒、あるいは本道を探す自信がないのならば、害虫駆除業の専門家に相談する方法が早くて確実です。範囲が広く個人で対応するのが困難な時、再発を防ぎたい時も専門家に相談すれば安心です。

モグラ予防の方法

モグラが住みつかない環境を作ることで、モグラの被害を防止できます。

モグラは巣穴から主に本道を通り移動しますが、進入口から田畑に入らないようにシートで塞いでしまうのが1番の方法です。

例えば畑での使い方としては、アゼとウネの間隔を1m以上あけてアゼ波シートを地中15㎝ほどの深さに埋めるだけです。モグラは、地中の浅い部分でトンネルを掘る傾向にあるので、シートで囲ってしまえば、畑への進入をある程度抑えることができます。

しかし、いくらアゼ波シートで対策をしても地中深くにトンネルを掘ってしまうモグラもいるので、完璧ではありません。モグラ塚を発見したら、その都度素早く対処していきましょう。

まとめ

モグラは、直接農作物への被害がないといっても大切に育てている農作物に被害が及ぶことがあります。根を傷めたり、モグラのトンネルを利用してネズミなどのすみかになってしまう可能性があります。モグラ対策を行い大切な畑を守っていきましょう。

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