混合ガソリンは何でできている?作り方や扱いの注意点などを解説

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混合ガソリン

農業を始めるにあたっては、農業の知識はもちろん必須ですが、農機具を扱う知識も必要になります。労力削減のためにさまざまな農機具に頼らざるを得ないからです。

草刈機などの農機を扱うときに、使用燃料にガソリン以外があることをはじめて知る人もいるのではないでしょうか?あらかじめ混合ガソリンのことを理解しておけば、あわてずにすぐに対応できるでしょう。

ここでは、混合ガソリンとは何か、その基本的な使い方などについて、わかりやすく解説します。これから農業をはじめる人は、参考にしてください。

混合ガソリンとは?

農機具で使う3大燃料は、ガソリン・軽油・混合ガソリンです。混合ガソリンは、「混合油」「混合燃料」とも呼ばれ、ガソリンにオイルを混合してある燃料のことを指します。

混合ガソリンは、草刈機やチェンソーなどの、比較的小型の農機具に使われています。機種によってガソリンの混合比率が異なります。混合比率は、ガソリン量に対してのオイルの量で、25:1や50:1と表記されています。

オイルは、ガソリンを燃焼させるために必要です。オイルの量が少ないと、エンジンの焼き付きをおこすことがあります。

また、オイルの配合割合はエンジンによって異なり、割合を間違えるとエンジンに負荷をかけることになります。トラブルを避けるために、農機具に指定された比率を守りましょう。

混合ガソリンを手軽に使いたいときは、混合済みの市販品を利用されてみるのも良いでしょう。

なぜガソリンにオイルを混ぜるのか?

ガソリンにオイルを混ぜる理由は、ガソリンが燃焼する際に、燃料を潤滑にし、ハイパワーにするためです。

エンジンには、2ストロークエンジンと、4ストロークエンジンの2種類あります。4ストロークエンジンの燃料はガソリンを使用し、2ストロークエンジンを搭載している場合は、混合ガソリンが使われるのが一般的です。

2ストロークエンジンは、4ストロークエンジンと比べ作業工程が少なく、燃焼時のパワーに優れているという特徴があります。

もし混合ガソリンに入れる潤滑するオイルの量が規定より少ないと、ガソリンをうまく潤滑できません。結果として、エンジンに負荷をかけエンジンの焼き付きなどのトラブルを引き起こしてしまいます。

どんなものに混合ガソリンが使われる?

混合ガソリンは、比較的瞬発的なパワーを要する農機具に使われます。例えば、草刈機やチェーンソー、ブロワーなどです。

ガソリンは、燃費がよく安定したパワーが出せるメリットがあります。デメリットは、対象機種に大型が多く、パワーでは劣ってしまうという点です。

一方混合ガソリンは、パワーに優れ、小型な機種が多く機動力に優れているメリットがあります。ただし、ガソリンに比べコストが割高になってしまいます。

混合ガソリンの比率と作り方

混合ガソリンを自分で作る場合は、ガソリンとオイル、専用容器を準備します。ガソリンは、ガソリンスタンドで必要量を携行ガソリン容器に必要量のみ購入します。あまったガソリンは劣化しやすいため、使い切るようにします。

専用容器は、ガソリンとオイルを混ぜるために使います。燃料ポンプは必要に応じて準備しましょう。オイルは、農機具販売店やホームセンターなどで、2サイクルエンジンオイルを購入します。

混合ガソリンの割合には25:1や50:1があるので、使いたい農機具の配合割合を確認しておきましょう。

なお、オイルはよく混ぜて使用しないと、ガソリンの燃焼が悪くなったり、最後にオイル量が濃くなってエンジンの焼き付きの原因になったりします。専用容器をわざわざ使うのは、混合をしやすくするためです。

混合ガソリンの自作と購入の使い分け方法

そもそもガソリンは、揮発性が高く、長く保存できません。混合ガソリンも同様に劣化しやすい点には留意しましょう。劣化した燃料を使用すると、エンジンが故障するリスクが高くなります。

手間をかけたくない場合や、使い切る量だけを作るのが大変な場合は市販のものを購入すると良いでしょう。

混合ガソリンを扱う際の注意点

今までで説明した内容を含め、混合ガソリンを扱う際、注意すべき点が4つあります。

混合比率を守る

農機具メーカーによって最適な混合比率が定められています。安全に使用するためには、必ずメーカー推奨の比率を守ります。

使用する分だけ作る

混合ガソリンは、使いきれる量を作るか、使う分だけ購入しましょう。ガソリンスタンドでガソリンを購入する際は、「消防法に適合した金属製タンク」が必要です。自作する場合はもちろんですが、購入する場合でも開封してから劣化が始まります。

保管場所に気をつける

保管場所は、日の当たらない換気の良い涼しい場所が良いでしょう。もちろん火気厳禁です。乾燥した時期には静電気が起こらないよう工夫も必要です。

保管容器に気をつける

保管容器は、気密性に優れた容器にします。これは、燃料に異物が混入するのを防ぎ、酸化を防ぐためです。似た容器がいくつもある場合は、他の燃料容器と間違わないように注意しましょう。

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混合ガソリンは、作成する手間がかかったり、別途市販のものを購入したりする手間があります。しかし、混合ガソリンを必要とする農機具は草刈り機やブロワーなど、農業で活躍するものです。

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