散布機とは?噴霧器との違いやおすすめメーカーを紹介

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散布機

散布機は農薬や肥料など、農業の中で植物あるいはほ場に対してまくべきものがある際に便利に使える農機具です。

噴霧器と似た言葉で、領域が近いこともあるため、混同してしまうこともあるでしょう。

この記事では、散布機の特徴や使い方をはじめ、噴霧器との違いやおすすめのメーカーなども紹介します。

散布機

散布機とは?

散布機とは、粉や粒状のものを主に散布する農機具です。手動あるいは電動、エンジン稼働などにより、除草剤・消毒剤などの薬剤や肥料、たい肥などをまいていきます。

散布機のタイプにもよりますが、背負うコンパクトなものからけん引式の大型散布機まで、さまざまな形状・性能のものが販売されています。

手作業でばらまくよりも均一にかつスピーディに散布していけるのが特徴です。

散布機と噴霧器の違いは?

散布機と噴霧器の違いは、その散布する対象の状態です。つまり、粒や粉などの固形のものをまく場合は散布機、液状の薬剤や肥料をまく場合は噴霧器と呼ばれるのが通常です。

また、散布機の中でも散粒機・散粉機と呼ばれる状態特化型の種類もあります。散布(噴霧)できるものの状態や規格が決まっている機械の場合は、その規格にあわせたものしか散布できないため、注意が必要です。

散布機のタイプ別の特徴

散布機には、手動のもの、電動のもの、エンジン駆動のものと3種類に分けられます。さらに、散布機の形状・まき方によってもタイプ別に分類できます。

ここでは主な散布機のタイプとその特徴について説明します。

背負い・胸かけタイプ:容量が多く、広いほ場に散布できる。より効率化を考えるなら、エンジン駆動のものがおすすめ
手押しタイプ:背負い式で散布物を背負うのが大変な人向け。散布量は調節できる
自走タイプ:手で押さなくても自動で走行するので省力化できる。
牽引タイプ:トラクターや耕運機に取り付けて使う。広いほ場向き。対応機種を選ぶ必要あり

散布機使用時の注意点

散布機それ自体が危険物というわけではないですが、エンジン付きの散布機であればエンジン関連での注意事項や、薬剤を使用している場合は薬剤ならではの取り扱い注意事項があります。

そのほか、とくに以下の点に注意して使用すると、安全な作業ができるでしょう。

足元が悪い場合や視界が悪い場合は、転倒して事故が起こる可能性があるので、作業しない
定期点検を行わないと、思わぬ事故につながる可能性もあるため必ず点検する
薬剤利用時は保護具を着用し、吸引しないよう気を付ける

散布機のアタッチメントの種類

散布機は、その固有の機能だけでしか散布できないわけではありません。ノズルやホースを使うことで、目的に適した散布方法に変更できます。

例えば、飛距離を延ばしたい時にロングタイプのノズルを使ったり、ノズルの目詰まりを防ぐためにクリーナーを使ったりします。

他にも以下のようなアタッチメントがあります。

先端ノズル・噴口
散布竿
ストレーナー
コック
ヨリ戻し金具
散布ホース・リール

散布機の主なメーカーとおすすめ商品

みのる産業

田植え関係の農機具や、育苗関係、そして防除関連の農機具を展開しているのがみのる産業です。
大型の散粒機や散粉機、背負肥料散布機、粒剤散布機など、様々なタイプの散布機を生産しています。

丸山製作所

丸山製作所は、噴霧器や冷蔵庫、消毒器など米関連の農機具を主に生産しているメーカーです。

人力の防除機として手回し散粒機、電動散粒機、肥料散布機があるほか、パワフルな背負動力散布機、田植機専用の電動散粒機・スクミノン散布機、トラクター用除草剤散布装置など、多様な散布機がそろっています。

トラクター用の除草剤散布装置は、播種と同時に除草剤散布ができるという優れもので、二つの作業を同時にできることから大幅な労力削減を期待できます。

タイショー

発芽機や移送用のコンテナ、そして大型の散布機を多く生産しています。肥料散布専用や、薬剤散布、粉剤散布、複合散布など用途に合わせて最適化されたものが作られていて、パワフルな散布ができます。メンテナンス性にも優れているので、点検漏れや故障を防ぎやすく、長期間の使用にも耐えうるでしょう。

ゼノア

草刈り機やブロワなど、小型エンジン関係の農機具を多く生産しています。小中規模向きの動力散布機を生産しています。薬剤タンクは14、23、28リットルと3種類の展開があり、背負いタイプなので足腰には負担がかかりますがハイパワーを誇ります。

散布機をできるだけ安く買いたいならあぐり家をチェック

散布機は、粒や粉など状態に合わせて専用に作られたものもあり、自分の使いたい薬剤や肥料の形に合わせて選ぶことが重要です。

大型のほ場であればあるほど、大きなタンクやパワフルなエンジンが必要となり、結果的に価格は高くなりがちです。

購入費用をできるだけ抑えるためには、中古で購入するのがおすすめです。まずはあぐり家で現在販売中の散布機をチェックし、気になるものがあるかどうか見てみてください。

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