農業用肥料とは?種類と使い方、施肥の方法も紹介

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肥料

農作物を育てるにあたって、肥料は重要な要素の一つです。肥料は種類だけでなく、与え方や与えるタイミングなどに注意を払う必要があります。

この記事では、農業で使う肥料の種類から使い方、施肥するための農機具までを詳しく紹介します。

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農業用肥料とは?

肥料は、作物の成長・生産に必要となる栄養素を補うものです。単に土に植えるだけでは、その作物が成長、あるいは実をつけるために必要な栄養素を取り入れられず、十分な育成ができなくなる場合があります。

さらに作物の生産を繰り返す田畑では、必要な栄養素を自然に増やすことはありません。肥料は、栄養素の高く、よく成長した作物を生産するためには欠かせないものなのです。

必要な栄養素は作物によって異なり、また適した栄養素のバランスがあるため、適した肥料を適したタイミングで与えなくてはなりません。

肥料の種類

肥料は大きく分けて化学肥料と堆肥に分類されます。化学肥料の原料は主に化⽯燃料(天然ガスや石炭など)や鉱物資源(リン鉱⽯やカリ鉱⽯など)です。単体、あるいはそれぞれの要素の組み合わせにより、植物の成長を促進します。

持続可能な農業や、従来の自然農法のために堆肥(有機肥料)を使用するケースもあります。有機、オーガニックと呼ばれるものは堆肥で作られた作物です。

堆肥は稲わら・落ち葉などの植物、あるいは家畜のふん尿などの有機物を、微生物によって分解し熟成させたものです。遅効性での栄養補給、また土壌改良の効果が期待できます。

肥料の仕組み

肥料は品質確保の目的から、肥料制度というものが法律で定められています。販売業者の登録と届出、成分の表示、定期的な品質の立入検査の三つが主な内容です。

肥料には区分が設けられていて、特殊肥料と普通肥料に分けられます。堆肥などは特殊肥料とされ、知事への届出が必要となります。その他は普通肥料とされ、その品質によってさらに登録肥料・指定混合肥料・仮登録肥料に分けられます。

作物に適した肥料を選ぶには

肥料を適切に選ぶためには、まずその成分について知る必要があります。肥料は、主に窒素、リン酸、カリの3要素で成り立ちます。窒素は成長促進、リン酸は開花や結実の促進、カリは根の発育促進の効果があります。肥料の基本はその三つの要素を目的に応じて補給することにあると言っても良いでしょう。

作物ごとに必要な栄養のバランスは異なるため、土壌の診断を行って足りない要素を知り、必要な量だけ適切に与えるのが理想的です。

主要三要素以外にも、二次要素といって植物の生育に役立つ成分があります。カルシウム(石灰) は肥料成分の吸収を助ける働きがあり、 マグネシウム(苦土) は植物の新陳代謝を促します硫黄は葉緑素の生育に役立ちます。

そのほか、微量要素といって植物の成長を助ける要素があります。ホウ素やマンガン、鉄、銅、 亜鉛などがよく使われます。

植物の細胞膜などの形成維持やタンパク質の 生成を助けるなど植物の健全な成長に資する。

肥料の使い分け方

肥料は作物によって与えるべき成分を変えるだけでなく、期待する効果によって形状やタイミングなどを使い分けるのが基本です。主な使い分け方を紹介します。

形状の使い分け方

肥料は液体と固体で形状を選べます。形状によって効果と施肥の方法が異なります。

液体肥料の特徴

液体肥料には即効性が期待でき、濃度を調整できます。基本的には濃度の高い液体肥料を希釈し、噴霧器で噴射して使用します。土に混ぜた肥料では足りなくなったとき、成長が想定より遅いときなどに用いられます。

固形肥料の特徴

固体肥料は液体肥料に比べ効果が出るのが遅く、その遅効性をコントロールするために粉状、粒状、ペレット状などの大きさを工夫します。

粒が細かいほど早く土壌に溶け出すので、早く効果を出したい時ほど粒子の細かいものを使用します。

あらかじめ土壌に混ぜ込んで、あるいは作物が成長してから土の表面にまいて使用します。

効き方による使い分け方

肥料は効かせたいタイミングで効果が出るように選びます。効くタイミングにより、速効性、緩効性、遅効性に分けられ、具体的には以下のような効き方となります。

即効性肥料の効き方

即効性の肥料は、施肥してすぐに効果が出るものです。植物が栄養素を吸収しやすく、施肥からおよそ1週間程度効果が持続しますが、水やりや雨などで流出しやすいのも特徴です。

緩効性肥料の効き方

緩効性肥料は、施肥から徐々に効果が出始め、しばらくの間効果が持続します。持続性を保つために、水に溶けにくい仕様となっていて、それにより効果が持続する仕組みです。

遅効性肥料の効き方

遅効性の肥料は、微生物による分解や水による融解がしにくく加工されています。そのため施肥した時点ではほぼ効果はありませんが、時間が経つにつれて効果を見せ始めます。

遅効性の効果を最大限利用するために元肥として使われる場合が多いのも特徴です。

施肥に役立つ農機具を紹介

肥料をまくためには、農機具があると便利です。使用する肥料の形状によって適切な農機具は異なります。

農機具としては、空中から粉や液体を散布するドローン、液体を霧状にして作物に吹きかける噴霧器(動力噴霧器)、主に固形肥料を地面にまいていく際に役立つマニアスプレッダーなどがあります。

まきたい肥料の形状とタイミング、期待する効率などにあわせて、適切な農機具を選ぶようにしましょう。

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肥料は農業には欠かせないものですが、施肥を自分で全て行おうと思ったら体力と時間がかかります。適切に作物を育て効率的に肥料をまくためには、専用の農機具を活用していきましょう。

ただし、農機具を購入するには費用がかかります。小型で簡易的なものであればそれほどの金額にはなりませんが、大型になればなるほど購入費用が膨れ上がってきます。

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