消毒で使う散布機・防除機の種類と選び方

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セット動噴

農作物を上手く育てていくために必要な消毒作業ですが、その作業に必要な農機具はどうやって選べば良いでしょうか?

この記事では、散布機や防除機それぞれの違いや選び方、作業における注意点などを初心者向けに解説します。

散布機・防除機

農業で消毒作業に使える機械とは

作物の消毒作業では、液状あるいは粉状の消毒用薬剤をまくことになります。そのための機械が、いわゆる噴霧器や防除機、散布機、動噴です。

それぞれ詳しく説明します。

防除機とは?

防除とは、そもそも「害虫・雑草を防ぐこと、駆除すること」を意味します。それらを行うための機械が防除機と呼ばれ、具体的には散布機、散粒機、散粉機などが含まれます。

防除のためには、主に液状・粉状になっている消毒用薬剤をまいていくことになります。防除のタイミングはさまざまで、雑草防止に土にあらかじめまいていくことや、成長途中での害虫防止に作物に吹きかけることもあります。防除するシーンと目的に合わせ、使用する防除機を選ぶ必要があるのです。

防除をする規模(広さ)や機能もチェックが欠かせません。

散布機とは

散布機は、主に固形のもの、粉や粒状の薬剤をまく際に利用する農機具です。液体の薬剤をまく場合は、主に噴霧器が使用されます。

基本的には使用規模によって種類を選びますが、それはタンク容量が決まっているためです。タンク容量が大きいほど広い圃場にまけますが、タンクが大きいほど、あるいは散布範囲が広いほど高機能な散布機が利用されます。

手動の散布機であれば、タンク容量は基本的に少なく、手作業での散布になるため労力と時間がかかります。家庭用の小規模利用であればこちらで良いでしょう。

エンジン付きや電力を使った散布機となると、均一で効率的な散布が可能になり、対応面積も広くなるのが特徴です。農家向けはこれらの動力散布機、あるいは動噴がお勧めです。

消毒用散布機の注意点

消毒で使用する散布機は、保管時と使用時それぞれ別の注意が必要です。あらかじめ知っておきたい注意点を紹介します。

保管時の注意点

消毒用散布機の保管時は、使った薬剤を綺麗に洗い流してタンクを空にする作業が必須です。

薬剤が残ったままだと、薬剤のついた部分が劣化し、破損や事故の原因となりえます。タンク内やパッキン部分、その他薬剤がついた可能性のある部分は水で洗い流して乾燥させます。

使用時の注意点

消毒用散布機は、使い初めの時や久しぶりに使用する時にタンクの中が空でないか確認します。空のまま使用してしまうと、ポンプが故障してしまう恐れがあります。

散布作業をしている間は、散布したい箇所以外に薬剤が飛び散らないよう注意します。薬剤が、例えば周辺にある住宅や川などに飛散してしまうと、薬剤の影響が起こってしまう可能性があります。周辺トラブルや健康被害が起きないよう、散布距離や方向、風向きには十分な注意が必要です。

そのほか、自分への影響も考える必要があります。消毒薬剤が自分の体に直接付着しないよう、防護服や防具を身につけましょう。保護メガネや耳の防具、手袋、作業用の長靴、防水性の衣服などを身につけることで、薬剤の付着を防げます。

なお、使用後の防具・防護服は必ず洗うようにし、清潔な状態で次回身につけるようにしましょう。

消毒用散布機のおすすめメーカーと特徴

丸山製作所の消毒用散布機

人力防除機やセット動噴、背負動力散布機、ドローンやトラクターのアタッチメントなど、多様なタイプで散布機を取り揃えているのが丸山製作所です。

目的にピッタリ合わせた散布の仕方ができるでしょう。

やまびこの消毒用散布機

やまびこでは、手動の散布機・噴霧器が揃っており、いずれも手軽な価格で入手できます。タンク容量は5〜24リットル程度まで選択可能です。タンクの材質も、樹脂かステンレスかの選択肢があります。薬剤のタイプに合わせてタンクを選択できるのは魅力です。

ゼノアの消毒用散布機

動力散布機を3種展開しています。タンク容量は14リットルから最大28リットルまであり、中小規模の農家で活躍します。腐食しやすい部分はステンレスや樹脂を使うなど、耐久性に優れているのが特徴です。

消毒用の散布機はあぐり家でチェック

消毒用の散布機は取扱いに注意が必要な農機具ですが、気をつけて使えば非常に便利な農機具です。

元々高額なタイプの機械ではありませんが、少し散布したい人やまずは使ってみてベストな選択肢を模索したい人などは、中古で買ってみるのも良いでしょう。

農機具ランドあぐり家では、消毒用の散布機をはじめ、動力噴霧器や草刈機、その他農機具を多数取り扱っています。

新規での中古購入だけでなく、買い替えを検討している場合もあぐり家をご活用ください。もう使わない農機具や壊れてしまった農機具などは、査定士が直接訪問して品質を見極め、買取金額を提示します。

ただ処分するのではなく、ぜひ買取査定をお試しください。

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