草刈機の失敗しない使い方。事故例から学ぶ注意点と使い方のコツ

草刈り機
草刈機で草刈りをしている様子

草刈機は不慣れな人でも使える手軽さがある反面、誤った使い方をすると事故の危険がある農機具です。刃物であるからには、しっかりと取り扱い方を学んでから作業をしたいものです。

 

この記事では、事故例から正しい使い方を学べるように、草刈機の使い方をまとめています。安全に使うためのポイントや、点検・メンテナンスについて知ることができますので、ぜひ参考にしてください。

 

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失敗を防ぐ第一歩。草刈機の正しい用途

草刈機の用途

草刈機が活躍する場所は、公園や道端、農地など広範囲に及びます。小型タイプの草刈機は、パワーは不足していますが、軽くて使いやすいので一般家庭の庭で広く使われています。

中型以上のタイプになると農地や河川敷などで使われます。パワーはありますが、その分重量があります。さらに大きなタイプは、山林などで使われています。

 

草刈機の種類(刃・動力)

草刈機の種類は、刃と動力の2種でそれぞれ違いがあります。

刈刃には金属刃やナイロンコードが使われます。
金属刃は草刈りの切れ味や効率が良い半面、ケガのリスクが高くなるのが特徴です。ナイロンコードは、柔らかい草に向いています。ナイロンコードでは硬い草を刈るには向きませんが、ケガのリスクを抑えることができます。

動力としては、電動式とエンジン式があります。
エンジン式には、2サイクルと4サイクルがあり、4サイクルの方が燃費は悪いですがパワーがあります。電動式には、コード式とバッテリー式があります。さらに詳しい内容は別の記事を参考にしてください。

 

草刈機おすすめの選び方!初心者・女性も安心のポイントを完全網羅

草刈機のよくある失敗例

小石などの障害物によるけが

刈刃は、高速回転をしているので草刈り中に小石に当たり飛散することや、硬い障害物に当たって刃が欠けて飛散する危険があります。

飛散物は身体に当たってケガをするだけでなく、体内に入った場合は摘出が必要です。また、飛散した物が目に入った場合は、失明の危険があります。

小石や障害物は飛散の危険だけではなく、つまづいて転倒する危険があります。つまづいたときに回転刃に身体が触れてしまうと大ケガをしてしまうからです。

 

キックバックを起こす

回転刃に障害物が当たり、回転方向とは逆方向に跳ね返ってしまうキックバックというものがあります。草刈機は、通常左回転のため右側から刈り取りを行います。つまり、回転刃が草を刈り取る位置は左側です。

刈り取る方向を誤ってしまったり、回転刃の右側に障害物や地面が当たったりすると、回転方向と逆方向に跳ね返りキックバックが起こります。

キックバックが起こると、草刈機本体の制御ができずに高速回転した刃が自分や周囲の人に当たるおそれがあります。キックバックが起こらない環境を意識して使用しましょう。
刃に絡んだ草を外すときのけが
エンジンを切らずに絡まった草を取ると、急に草刈機の刃が回転をしてケガをしてしまうかもしれません。

また、作業中に回転刃に背の高い草や紐が絡むと、回転が止まってしまう場合があります。エンジンを切らずに不用意に触ってしまうと、突然草刈機が作動する場合があり危険です。
草などが絡んだ場合は、必ずエンジンを切ってから取り除きましょう。

 

燃料の入れ間違え
指定と異なるガソリンを入れた場合は、故障する原因になり、メーカー保証が受けれない場合があります。必ず決められた燃料を使用しましょう。

エンジン式の草刈機には2タイプの燃料が使われます。2サイクルでは混合燃料を使い、4サイクルではガソリンを使用します。どのタイプを使うべきかは、通常は本体に記載されています。もしどちらの燃料を使用するか分からない場合は、草刈機の取扱説明書で確認しましょう。

草刈機を安全に使うためのポイント

基本の服装と持ち方

草刈機で作業をするときの服装は、長袖長ズボン、滑りにくい作業靴(安全靴)、保護帽子が基本です。できれば保護メガネ、すね当て、手袋などを装着するとさらに安心です。

両手ハンドルの草刈機は、肩掛けタイプは左側にベルトを掛け(本体は右側)長さ調節をし、左右のグリップを持ち、刈り刃が地面に対して平行になるように持ちます。

ループハンドルやツーグリップハンドルの草刈機も本体は右側です。平地以外に使用する場合は自由に動かせますが、身体への負担が大きく扱いが難しくなります。

 

15m以内に人がいないことを確認

高速回転する刈刃は、本人にはもちろんですが、周りの人にも石や障害物を弾く場合があります。安全の為には、作業前に障害物があったら取り除き、周囲15m以内に人がいないか確認しておきたいところです。

作業中は、草刈りに夢中になり人に気付かなかったり、障害物に気付かなかったりしないように周囲に気を配ると良いでしょう。

 

キックバックに注意

回転刃が左回転で本体が右側なのは、事故防止のために決められていることです。本体が右側にあった場合にキックバックが起こると、回転刃が跳ね返ったとき体に当たる危険が低くなります。

草刈り作業の基本は、右から左に身体ごと振るように動かし、障害物に気を付けて行います。作業前に障害物を取り除き、作業中に障害物が出現する場合があるので注意しましょう。

 

足の動かし方のコツ

草刈機を使っている時の足の動かし方のコツは、右足を前に、左足を後追いしていくことです。この足の運び方は、無理がなく疲れにくいので作業の効率がよいといわれています。

また、左足が前にくるとケガのリスクが高くなるという点も重要です。

 

長い草を刈るときは

長い草は、一気に刈り取らず複数回に分けて刈り取るのが絡まらないためのコツです。さらに長い草の場合には、草の下の方に障害物が隠れている場合があるため、ぶつからないよう少しずつ刈っていくのが安全です。

万が一草が絡まったり、回転が変だと感じた場合は、必ずエンジンを切ってから点検しましょう。

 

点検、メンテナンスを忘れずに
草刈機を長期で不具合なく使用するためには、日頃からの点検やメンテナンスが必要です。刈刃は草の巻き込みやゴミなどを取り除きます。刃の欠けや摩耗がないかを点検し、必要があれば交換します。

回転刃の高速回転を維持するためには、グリスアップが必要です。グリスアップは、ギアケースをメインパイプを外すと行えます。グリス不足を起こすと、ギアケースが高温になり焼き付きが発生してしまうおそれがあります。

グリスアップ忘れを防ぐには、20時間使用したらグリスアップをすると決めておくと良いでしょう。

メンテナンスで重要なのは掃除です。主な掃除箇所は、エレメント、燃料フィルター、マフラー排気口、点火プラグなどです。

長期間使用しない場合は、燃料タンクから燃料を抜くようにします。燃料が古くなると燃料の劣化により故障の原因になるからです。

エンジンがかからないときは?

草刈り機をいざ使おうと思ったらエンジンがかからない、そんなときは焦ってしまいがちです。エンジンがかからない場合にはいくつかの原因が考えられますが、原因によってそれぞれ対処方法が異なります。

例えば、原因が燃料の場合は、燃料の劣化や適さない燃料の使用などが考えられます。燃料は長期間保存が出来ずに劣化するので、この場合は新しい燃料に入れ替えます。

エンジンがかからない場合の原因や対処方法については詳しい記事があるので読んでみてください。

 

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買い替えが必要になったら

草刈機のメンテナンスを定期的にして大切に扱っていても、いつか不具合は起こります。不具合の頻度が多くなったり、修理費用が高額になる場合は買い替えを検討をする時期かもしれません。

あぐり家では、プロ整備士がいるので古い草刈機や故障した草刈機の買取相談が可能です。また、中古草刈機を適正価格で販売しているので、買取・販売後のアフターフォローが充実しています。

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