草刈機おすすめの選び方!初心者・女性も安心のポイントを完全網羅

草刈り機
女性が草刈りをしている様子

庭や畑のやっかいな雑草は、草刈機でまとめて処理したいところ。しかし、いざ選ぼうとすると種類やメーカー、モデルもさまざまで迷ってしまいますよね。

そこで、草刈機の選び方を用途と機能に分けてわかりやすく解説!これを読めば、草刈機を初めて使う方や女性の方も、ぴったりの商品がきっと見つけられるはず。

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草刈機、刈払機、芝刈機の違いは?

草刈機は、草の種類や用途、広さなどに応じて、さまざまな種類があります。ここでは、動力やハンドル、刃の形状など使用目的に合った草刈機を選べるよう詳しく説明していきます。

草刈機と芝刈機は違う!

草刈機は、草や雑草を専用に刈り取る機械です。肩にかけて草の根元に刃を当て、回転する刃で草を刈り取るのが一般的です。草刈りは、手作業だと鎌で地道に刈り取るところですが、草刈機を使うことで素早く刈り取ることが可能になります。

一方、芝刈り機は、芝を刈り取るために特化した機械です。芝刈り機は、芝を立てて刈り取るので、バリカンに似たイメージです。一定の高さで刈り込むことができるため、芝生をきれいな状態に保つことができます。

このように草刈機と芝刈り機は使用目的がそもそも異なります。

草刈機は刈払機のひとつ

草刈機は、草や雑草に特化しています。刈払機は、草や小径木(直径14cm未満の木)まで用途があるのが特徴です。基本的に草刈機のほうが小型から大型な機種まで豊富に選べることに違いが見えます。

草刈機の大型機種になると、人が乗って作業できるものがあります。これに対し、刈払機の作業範囲は狭く、大型機種はありません。

ただ、刈払機は最近では草刈機に含まれることも多くなり、総じて「草刈機」として認知されてきています。

草刈機の特徴や使い方について、詳しくは以下の記事もご覧ください。
草刈機の耐用年数は何年?不要になった際の処分方法も解説
草刈機の正しい使い方は?初心者が安全に使うコツを解説
そこが原因⁉草刈り機のエンジンがかからないときの対処法
草刈機の失敗しない使い方。事故例から学ぶ注意点と使い方のコツ

用途別に解説!草刈機の選び方

草刈機は、草の種類や用途、広さなどに応じて、さまざまな種類があります。ここでは、動力やハンドル、刃の形状など使用目的に合った草刈機を選べるよう詳しく説明していきます。

● 作業する広さと稼働時間で選ぶ【動力】

場所を気にせず短時間だけ使うなら「充電式」

「充電式」は、家庭の庭先などで使用するのに適していて、音が小さく軽く扱いやすい機種です。1番のメリットは、電源の心配がないため、コンセントから離れていても使用可能な点です。

バッテリーの容量で稼働時間に制限がありますが、予備バッテリーを準備しておくことで、稼働時間を長くすることが可能です。

デメリットは、稼働時間が短いことと、パワー不足なことです。また、「コード式」に比べバッテリーの分だけ重くなってしまいます。

充電式のおすすめ草刈機はこちら
マキタ/肩掛式刈払機/MBC230D
​​バッテリー式 / 刈ってミーナ

コンセントが届く場所で時間を気にせず使うなら「コード式」

「コード式」は、電源が近くにあれば、軽いので扱いやすい機種です。「充電式」や「コード式」は電気を使用するため音が静かで、しかも燃料の心配がありません。コンセントが届くならば広い場所での作業ができます。

デメリットは電源が届く範囲での作業しかできない点と、パワー不足な点です。作業中にコードを傷つけないように注意しましょう。

広大な敷地で長時間使うなら「エンジン式」

「エンジン式」は、燃料にガソリンを使用します。パワフルで、燃料の補充をすれば継続使用できるというメリットがあります。

エンジン式には、2サイクル式と4サイクル式があります。

2サイクル式のメリットは、仕組みがシンプルなために、故障が少なく軽量なことです。 燃料があるだけ長時間使い続けられることも便利な点と言えるでしょう。

デメリットは、規定量の混合ガソリンを使用するため、メンテナンスの手間がかかることです。そのほか騒音が大きい点と、燃料にガソリンとオイルの混合ガソリンを使用するので、排気ガスに不燃ガスが含まれてしまうという問題もあります。

4サイクル式は、2サイクルより構造が複雑になる分コストが高く、重量が重くなります。燃料はガソリンで、各行程(吸気・圧縮・燃焼・排気)がそれぞれ独立して機能します。2サイクル式よりも環境に優しいので、最近はこのタイプが主流となっています。

エンジン式のおすすめ草刈機はこちら
スパイダーナイフモア SP850
2面草刈機 WM726TL

● 地形や作業内容で選ぶ【ハンドル】

平地で広範囲の草を刈るなら「Uハンドル(両手ハンドル)」

「Uハンドル(両手ハンドル)」は、両手でU型のハンドルを持ち左右に動かします。安定感があり、広範囲の平地作業に向いています。初心者にも扱いやすいのがこのタイプです。

傾斜地や障害物が多い場所なら「ループハンドル」

本体に握るためのループ(輪っか)状のハンドルが付いているのがループハンドル型です。本体を右手で持ち左手でループ部分を持つため、刈り取り方向の転換が容易です。傾斜地や障害物の多い場所での使用に適しています。

しっかりとグリップを握り刈りたい方向へ動かすことが可能なので、長い時間同じ姿勢を維持しなくてすみます。操作が自由になる反面、身体への負担が大きく力も必要になるというデメリットもあります。

ループハンドル式のおすすめ草刈機はこちら
スパイダーモア / GC-K300
スパイダーナイフモア SP850

細かい場所を一気に刈るなら「2グリップ」

本体部分にグリップが2つ付いているのが特徴です。前後左右の調整がしやすく、細かい場所での作業が可能です。

本体にハンドル部分がないため、方向は自由に変えられる一方、安定しにくいというデメリットもあります。扱いが難しく、身体への負担が大きいので上級者向きといえます。このタイプは広範囲の敷地を刈るより、短時間で一気に刈るときに適しています。

2グリップ式のおすすめ草刈機はこちら
牧草モア / HRM0900
手押し式草刈機 ビビー AS35HLRH

● 作業環境と使いやすさで選ぶ【持ち方】

平地で作業するならスタンダードな「肩掛け式」

一般的な肩に掛けるタイプです。本体の重量を肩に分散させるため、腕の負担を減らすことができます。また、本体が固定され身体と刃の距離を一定に保つことができ、安全に作業が可能です。

体に固定した状態で刈り取るので、平地での作業が良いでしょう。肩掛け式は、長時間使用するときは両肩掛けにすると片側だけに肩の負担が偏らないようにできます。

慣れた人が斜面や障害物の多い場所で作業するなら「背負い式」

本体を背負って作業するタイプは、シャフト(さお状)部分を固定しないので、斜面や障害物の多い場所に適しています。背負うことで重さを分散できるので身体への負担を軽減できます。

背負い式は、手持ち部分に重量が少ない分、刈り取りが自由にできるのがメリットです。しかし自由なぶん刈り取り部分が自分の足に向く危険性があるため、初心者や草刈機の扱いに慣れていない人にはおすすめできません。

負担を掛けずに広範囲を刈るなら「手押し式」

手押し式は、本体に車輪がついているため、重たいエンジンやバッテリーを背負うことなく刈り取り作業ができます。両手でハンドルを持ち刈り取り作業ができるので、身体に負担が少ないので広範囲での作業に適しています。

手押し式は草刈機本体に重量があり持ち上げられないので、小回りや傾斜地には不向きです。

平坦で広範囲な場所や傾斜での草刈りを楽にするなら「自走式」

自走式は余分な力が必要なく、ハンドルを握るだけで、簡単に刈り取りができます。ハンドル部分にレバーが付いている種類が多く操作が簡単です。広範囲で石などの障害物が少ない場所での使用に適しています。

自走式は刈り方によって大きく分けると2タイプあります。
1つ目は「ロータリーモアタイプ」で、手動式と同様に刃が横に回転して刈り取ります。一般的に普及しているのはこのタイプで、刃の交換がしやすく、軽量なモデルも多くあります。

「ロータリーモアタイプ」の中には、あぜ道や法地(のりち)などの畦畔(けいはん)に適した「スパイダーモア」があります。スパイクタイヤやクローラなどによって傾斜場所に対応できるように作られています。このため、斜面でも刈り取りが可能です。傾斜に適応した角度は機種により異なりますので使用場所の傾斜の確認はしておきましょう。

2つ目は「ハンマーナイフモアタイプ」でローラーに付いた刃が、縦に回転して草を叩くように刈り取るタイプです。縦回転で刈り取った草を粉砕するため、草の後処理が楽です。丈の高い草の刈り取りにも威力を発揮します。

ハンマーナイフモアについては、以下をご覧ください。
ハンマーナイフモアの使い方!メリットや種類もまとめて解説

自走式草刈機のおすすめ商品やブランドは、以下に詳しく紹介しています。
自走式草刈機のおすすめ10選!クボタ・ホンダ・オーレック・共立などを比較

● 作業環境と安全性で選ぶ【刃の形状】

生い茂った雑草も刈れるオールマイティな「チップソー」

円盤の周囲の金属刃に固いチップが付いているのがチップソーです。チップソーはギザギザの金属刃が多く付いていることや、種類が多いのが特徴です。

刃の種類は片刃、両刃、千鳥刃があり、雑木や柔らかい草に合わせて選べます。片刃は草の切れが良く雑草などの刈り取りに適しています。両刃や十鳥刃は、笹や竹、雑木などを刈り取ることが可能です。

金属刃が高速回転するため注意が必要なのが、草以外の刈り取りたくない木を傷つけたり、小石の跳ね返りなどが発生することです。生い茂る雑草を一気に刈り取りたい方や、刃の扱いに慣れている方にはおすすめです。

大怪我しにくく障害物が多くても使える「ナイロンカッター」

ナイロン製のコードを回転して刈り取るのがナイロンカッターです。身体に触れても大ケガのリスクが少ないのが特徴です。

草が若く柔らかい場合には、他の種類より安全に刈り取り作業ができます。ナイロンコードが高速回転して雑草をきれいに刈り取り、作業中に固いものに当たっても刃が欠ける心配がありません。

ナイロンコードは太ければ太くなるほどパワーが増します。機種により出力が異なりますので、出力に合った太さを選ぶことが大切です。

コードの形状は丸以外に四角や星型などがあります。耐久性を重視するなら、丸型を選び、切れ味を重視するなら角があるものを選ぶと良いでしょう。

切れ味がよく幅広い用途で使える「金属刃」

チップソーに比べ金属刃の数が少ないのが特徴です。金属刃の数は8枚までが一般的で、枚数が少ないと柔らかい雑草向き、多いほど硬い草に向いているとされています。

刃を研いで繰り返し使うことが可能なので、コストパフォーマンスには優れています。ただし、固いものに当たった時の反動が大きく危険なので、力の弱い人や初心者には不向きです。

耐久性があることから、広範囲を刈り取る場合にはおすすめです。

切れ味より安全性とコスト重視なら「樹脂刃」

ナイロンカッターのコード部分に、プロペラのような形の樹脂刃が付いているものがあります。ナイロンコードより強度があり、金属刃より安全に草刈りができるのが特徴です。

作業中に固いものに当たっても跳ね返りが少なく、刃の交換でケガをするリスクも下がります。破損した部分のみを交換するので、コスト面にも優れています。金属刃に比べて軽量で、力の弱い人や初心者でも扱いやすいタイプです。

切れ味は金属刃よりは劣ってしまいますが、安全性やコスト面で選ぶなら樹脂刃がおすすめです。

● 刈り取る草で選ぶ【馬力】

馬力は大きければ大きいほど背丈の高い草でも刈り取り可能になります。エンジン式なら排気量、電気なら電圧の大きさが性能を左右します。

30cmほどの背丈が短い草を刈り取るなら、排気量20cc、電圧18vあると良いでしょう。50cmほどの背丈の草になると23cc、18vのパワーが必要です。ただしこのクラスは、公園や庭などで使用するには向いていますが、大量に茂った場所での草刈りにはパワー不足です。

100cmほどの草なら26cc、36vのパワーが必要になります。このクラスなら畑や田んぼでの広範囲の草刈りにも適しています。特にナイロンコードを使用する場合にはこのクラスの馬力をおすすめします。

草刈機をおトクに探すならあぐり家で

これまで見てきたように、草刈機と一口に言ってもさまざまな種類があります。草刈機を選ぶときには、刈り取る草の種類や刈り取り場所が平地なのか斜面かの確認が必要です。

草刈機はオーバースペックな機種を選んでしまうとケガをする危険があります。また、刃の形状や馬力も目的によって異なるため、自分にあった商品を選びましょう。

あぐり家では、初めてでも安心して購入できるようにアフターフォローが万全です。購入前の相談はもちろんですが、購入後もお客様と長くお付き合いしています。

さらに、購入後に不要になった場合でも買い取りが可能なため、買い替えの原資を得ることもできます。壊れてしまっていても、熟練の修理士が面倒を見てくれるため、適正な価格を見極め価格出しを行えます。

草刈機のみならず、農機具の疑問がありましたら、電話・WEBサイトのお問い合わせフォームや、LINEでも気軽にお問い合わせください。

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