除雪機のオイル交換を素人が行うには?交換頻度と手順を公開

除雪機
手押しタイプの除雪機

除雪機でどうしても行わなくてはならないメンテナンスの1つとして、オイル交換があります。

自分でできることはできるだけしたいという人のために、オイル交換の方法と手順を詳しく説明します。どのタイミングで行うべきなのかも分かりますので、ぜひ参考にしてください。

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除雪機のオイル交換はなぜするのか

除雪機のオイルが汚れたまま使用するとエンジンが故障しやすくなるので、オイル交換が必要になるのです。自動車もオイル交換は必要ですが、除雪機はそれ以上にオイルが汚れやすい構造になっています。

オイルが汚れやすいのは、入れられるオイル量が少ないためです。オイルの役割としては燃焼効率を高める・エンジン内部の冷却作用・サビ防止・エンジン内の洗浄などがあります。

定期的なオイル交換は、エンジンの故障を防ぎ、除雪機の寿命を延ばし、機械トラブルが起こりにくくなるため非常に重要です。



除雪機のオイル交換の頻度は毎年が理想的

除雪機のオイル交換は、2年に1回を基準にしたいところです。しかし、冬に苛酷な作業を行う除雪機にとっては、結露が付きやすい状態です。結露が付くとオイルが薄まりエンジンの不具合が発生します。

オイルが汚れやすいということもあるので、できればシーズン前に毎年変えるのが理想です。エンジンの焼き付きなどの不具合を減らすことができます。

メーカーによっては20時間目に交換することを推奨しています。メーカーによる推奨時間を参考にしつつ、交換時期を見極めましょう。

エンジンオイルの粘度には規格があります。SAE(自動車技術者協会)規格が使用される場合や、オイルグレードを表示する認定企画のAPI(アメリカ石油協会)規格が代表的です。API規格は、アルファベット順で表記され、除雪機で使用されているのは、SLからSNが主流です。

API規格で除雪機で使用するエンジンオイルは、外気温に適した粘土のSE以上の種類を選ぶようにすると良いでしょう。選び方に不安がある場合は、純正オイルを使用することをお勧めします。



オイル交換の前に準備しておきたいもの

オイル交換前に準備しておくと便利な7つの道具を紹介します。

エンジンオイル

交換するためのオイルは必須です。持っている除雪機が古い場合、指定のオイルが売っていないこともあります。その場合は、API規格のSLからSNのアルファベット表記から同レベルのものを選びましょう。

オイル受け皿・ふき取り用の布(ウエス)

オイルで汚れないように準備しますが、布ウエスを購入しなくても、古いシャツやタオルで代用できます。

スパナ、レンチ

エンジン部分の廃油ボルトの取外・取付のときに必要です。

新品ワッシャー(ドレンパッキン)

ワッシャーは清掃をするのではなく、新しいものを用意します。新品のワッシャーが手に入りにくい場合は、ドレンパッキンでも代用できますが、内径や外径が合っているかは確認して用意しましょう。

じょうご(ろうと)

オイルを注入するときに使います。

計量カップ

注入オイルを計るとき、必要があれば抜いたオイル量を計るときなどに使用します。

オイル交換の手順

オイル交換の際にはエンジンを止めますが、エンジン停止直後は除雪機本体及びオイルは熱くなっているので、少し時間をおいてから作業を行います。一方で、寒くてオイルが冷え切っていると抜き取りに時間がかかるので注意しましょう。

1.  廃油オイル受けトレーをセットしておき、フィラーキャップを外して廃油しやすくします。次に廃油ボルトを外し、そのまま廃油が流れきるのを待ちます。廃油トレーはしっかり安定させておきます。

2. 廃油がトレーに流れ終わったら、新品のワッシャーを廃油ボルトに付け、ボルトを締めます。

3. 新しいオイルは、ゆっくりと給油します。給油したオイルは、オイルゲージで量を確認をします。オイル量の確認は、ゲージに付いたオイルを拭き取って注入口に差し込み確認します。

なお、キャップと一体型になっているオイルゲージの場合は、キャップを押したまま計るのがコツです。

廃油量を計っている場合は、廃油量と同量か少ない分量を給油して、オイルレベルを確認しましょう。最後に給油キャップを締め、こぼれたオイルを拭き取ります。

オイル交換を失敗せずに行うための注意点とコツ

オイル交換では、以下の4点を注意しておくとうまくいきやすいでしょう。詳しく解説していきます。

こぼれたオイルのふき取り
エンジンやマフラーにオイルが付着したまま除雪機が稼働した場合は、高温になり火災を起こすことがあります。乾いた布などでしっかりとふき取りましょう。

ワッシャーは新品を使用
ワッシャーは一度使うとへこんでしまうため、使いまわすとオイルが漏れる可能性があります。必ず新品を使用しましょう。

ボルトの頭をつぶさないように適切なレンチを使う
廃油ボルトの位置はクローラ近くにある場合が多く、作業しづらい環境です。無理なく回せるようにスパナで固定し、手前のボルトをレンチで回します。力づくで回そうとするとボルトの頭がつぶれるので、サイズの合ったレンチを使用しましょう。

廃油処理
廃油は、通常のごみとして出してはいけない自治体がほとんどです。廃油の処理は、各自治体の指示に従いましょう。

除雪機の売却・中古購入はあぐり家におまかせ

除雪機は、使用する季節が限定されるもののシーズン中はなくてはならない存在です。しかし、ここぞというタイミングで、故障が起こったら大変です。日頃のメンテナンス中に除雪機の不調が気になるようであれば、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?

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